DTMerの必須科目 その1「英語なんてただの言葉だ」

表題に書いたこの「英語なんてただの言葉だ」というフレーズ。

これは以前テレビで流れていた大手受験予備校のCMの中で、英語講師が発する言葉だ。たったこれだけのフレーズだが、本当に芯をくっていると思う。

なぜか日本人は英語を敬遠し過ぎるきらいがある。
たいていの人は中学で3年間、高校で3年間、学校の授業でやっているにも関わらずだ。

英語ができないことは、それだけで大きな遅れだろう。
正確にいうならできないのではなく、苦手意識から触れようとしないのだ。

英語がわかると世界が広がる

日本語しかできないのと英語が読めるのでは、DTM関連においても触れられる情報量に数十、数百倍の差ができる。

いま、日本が急速に貧しい国になっているという話がある。この情報化の世界で日本人だけが苦手意識から英語に触れていないことも、無関係ではないのでは?と思うところもある。

ぶち当たる英語の壁

DTMをしている中では、どこかでこの英語という壁にはぶち当たる。どうしても、ある程度の英語が読めることは必要になってくる。

プラグインを買うとき、音源を買うとき、曲の作り方で何かしらの調べものをするとき、などなど。

「あー、英語苦手だな」と思い、×ボタンでそのページを閉じるのを待ってほしい。

英語は欧米人だけのものではない

ここからの話は、DTM系のブログにはどこにも書いていない視点かと思う。

そもそもの話、プラグインや音源の販売サイトは、「英語が読めるアメリカ人のためだけに書かれているわけではない」ということだ。

これらのサイトの文章は、もちろん英語ネイティブに向けて書かれている。一方で、それよりも人数の多い非英語圏の人を対象にも書かれている。

それは日本人のためかもしれないし、タイの人のためかもしれないし、ドイツやエジプトの人のためかもしれない。

だって、彼らはモノを売りたいわけである。基礎的な文法でわかりやすく書くにきまっている。

実際のところ、中学で学ぶような過去完了やら過去完了進行形やら、そんなものはまず出てこない。I have hadなんたらとか見たことない。

中3レベルの英語力でプラグイン販売サイトは読みこなせる

わたしの感覚では、中3レベルの文法と単語力で9割は読めてしまうと思う。

このブログを読んでいる人は、おそらくは中学、高校はみなさん出ているかと思う。ゆうにそのレベルは越えているだろう。

英語で新聞、哲学書や小説を読むわけではないのである。

字づらを追っていけば、そのまま理解できる平易な英語になっている。冒頭に書いたことをもう1回言うと、できないのではなく苦手意識から触れようとしないだけだ。

他の英語記事とDTM関連サイトとの難易度比較

ちなみにわたしは、サッカーや野球、アニメ、映画(ミステリー&サスペンス)などが好きで、それらの英語記事にも目を通す。

個人的に思う英語の難易度順は、下記の通りだと思う。

(難)映画批評 ⇨ サッカー&野球関連情報 ⇨ アニメ批評 ⇨ DTM関連サイト(易)
映画評論の場合は、監督の他の作品との比較や社会一般の事象やニュース、事件に絡めての分析が多い。よってまれに抽象的な表現や新聞記事に使われる用語が出てくることもある。
また、アニメ評論に関しては、書いている人の個人的な体験や他のアニメ作品を元にした感想が多い。「spoiler(ネタバレ)」などの頻出用語を覚えれば、わりとすんなり読めてしまう。
それらに比べて、DTM系は話題の幅が狭いと言える。音楽関連、機材関連の単語だけ押さえておけばよい。内容としては音源やプラグインであれば、なんの用途か、どういう特徴があるのか、何がどういいのかがメインの記述となる。

英語サイトを読むレベルをクリアするには?

どこかに言い訳を用意して英語を読もうとしないだけで、情報から取り残される。結果的に、他の国に遅れをとるのである。

その証拠に、海外のYOUTUBEやらサイトでは取り上げられているプラグインやシンセの情報で、日本のDTM系YOUTUBEではまったくスルーされているものはゴロゴロある。

最初はわからない単語や忘れているイディオムもあるだろう。まずは苦手意識を横に置いて、英語に触れてみることをオススメする。

具体的には、まずはYouTubeにあるDTM系YouTuberによる動画を見まくということだろう。字幕をオンにすると、視覚からも確認できるのでオススメである。

オススメの海外のDTM系YouTuberの紹介はいずれ書きます。

英語をマスターするタイミングは、DTMをマスターするのと同時がよい

必要は発明の母というが、語学に関しても必要になったときが一番上達も早いだろう。

これを読んでいる方々の知り合いで、外人の彼女や彼氏ができた方がいるだろうか。彼ら彼女らが一瞬で、相手の国の言葉をマスターしていることに驚くハズだ。

この原動力は「コミュニケーションの欲求」ってことだろうが、DTMをやっている人の場合は、「DTMがうまくなりたい欲求」を英語上達の動機に使わない手はない

蛇足ながらつけ加えると、職場の筋トレオタクとマラソンオタクとよく話すのだが、彼らのようなオタクは日本語で読めるコンテンツでは物足りず、海外のものを当たり前のように読んでいる。

「海外の論文で読んだんだけど、最新の研究だと運動後の乳酸ってのは溜まらないらしいよ」とかいろいろ教えてくれるのだが、興味がないのでちゃんと聞いていない(なので、このニュアンスも違うかもしれない)。

もし要望があれば、さらに深堀りをする方法を書いていく。

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