ある程度、基礎的な打ち込みはできるようになった。
じゃあ、つぎに何をやるのか。
今日はその辺りのことを考えてみたい。
初心者の「コピーの壁」とは?
オリジナルをつくりたいところだろうが、その前にやることがある。なにかというと既存の曲のコピーだ。
曲をつくるにあたって必要なのは、「DAWのスキル」と「作曲」の2本立てだとはすでに書いた通り。
このコピーという一見遠回りなことをすることで、この2つを効率よく学ぶことができる。あとは聴音の練習になるということ。これも大きい。
動画やブログによっては、楽譜を用意してそれをDAWを使って打ち込むことでスキルを学ぶといった方法を紹介していたりする。
しかし、これはなかなか難しい。初心者にとっては、下記に大きな壁が2つある。
① 楽譜に書いてある音符とドラム譜を見て、それがなんの音とリズムなのかを読める。たとえば「これはミの音で、4拍分伸ばす」など。
② 把握した音とリズムをDAWに打ち込む
①の壁は、楽器経験者なら簡単にクリアできるものだが、未経験者には大きな壁として立ちはだかる。そして、これがクリアできなければ、いつまで経っても②に進むことができない。
多くの人がこの①の壁で挫折すると思われる。
この方法ではなく、ここでは耳コピをオススメしたい。
耳で聞いてものを、DAWに落とし込むという作業。ハードルが高いようだが、いったんやってみて欲しい。
耳コピにオススメのアーティストは?
ダンスミュージック系を志す人なら、オススメとしてはマシュメロだろう。
勧める理由は2つ。
① 非常に基礎的なダイアトニックコードのみが使われている
② 自分で答え合わせをするためのプロジェクトファイルを、ネット上で比較的容易にみつけることができる
メロディーは、刺しゅう音、倚音などのコードから外れる音は一切使っていない。それ以外の音も同様だ。また、曲の構成の単純であること。
プロジェクトファイルは、Logicに関しては超メジャー曲しかないが、FL Studio、Ableton Liveに関しては、かなりみつけやすい。マシュメロ自身はLogicユーザーなのに、皮肉な話だ。
わたしはこれまでコピーなどは一切やったことがなかったが、マシュメロのコピーを3曲ほどやっているうちに、メキメキと上達しているのがわかった。
ちなみにブログの第2回に、TMネットワーク「1974」のコピーについて書いた。当時の力量ではけっきょくコピーはできず…。
ついでに、マシュメロの何の曲がよいかまで書いておくと、「ALONE」は初心者でもやりやすいのではないかと思う。
要望があれば、具体的なコピーの方法を書いていく。
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