DTMをひとりでやってても刺激がない?わからないことがあった時に聞く人がいない?
じゃあ、音楽面でのメンターをみつければいいじゃないか。ここでは音楽面でのメンターが何なのかとどうやって探せばいいのかの話をしていきます。
■ 音楽面でのメンターとは?
音楽面でのメンターとは何かのここでの定義。
・連絡が取れて、アドバイスをしてもらえる関係性にある
場合によって、同じバンド内にいる場合もあるでしょう。うまい言葉が思いつかないので、ここではいったん「音楽的メンター」とします。
一般的に「曲の共作者」という場合、この音楽的メンターとコライティングの仲間は一緒くたに語られることが多いでしょう。ですが、ここでは厳密にそれらは別のものとします。
例として、コライティングの仲間というのは、大物だとジョン・レノンとポール・マッカートニー。あとは、トム・ヨークとジョニー・グリーンウッド、モリッシーとジョニー・マーなどとします。
それに対して音楽的メンターとは、米津玄師における坂東祐大。もしくは藤井風におけるyaffleなどになるのでしょうか。
■ 曲のクオリティアップは必ずしも一人でやらなくてもよい
曲のクオリティを上げるという点に着目するなら、必ずしも何から何まで一人でやらなくてはならないという訳ではないでしょう。
「一人でやることに意義があるんだよ」とか、「それが好きなんだよ」という方もいるでしょう。それはあなたのスタンスかと思うので、それでよいかと思います。
たとえば「コード進行の中で、ちょっとこのコードだけ違うんだよな。もっと何かしっくりくるものはないかな」と思ったとします。それに対する答えを見つけ出す速さの話です。そもそも、一人でその答えにたどりつけるのか。
聞く人がいなければ、自分で動画を見るなり、ネットや本で調べるしかないでしょう。これには膨大な時間がかかります。聞く人がいれば、それが一瞬で解決してしまうのです。
また曲作りにおいては、何度も再生と修正を繰り返すことで、誰しもが自分の曲に酔ってしまいます。それにより、よいか悪いかの判断がつかなくなることも多々あるでしょう。そういう場合にも客観的な意見を一発でくれるのです。
米津玄師の名前を上にあげましたが、坂東さんが制作のメンバーに入った時点で楽曲のクオリティが爆上がりしています。彼のアルバムを順に聞いていけばそのタイミングはわかるでしょう。
余談になりますが、先日なにげなく見ていたNetflixの音楽制作系ドキュメンタリー(Song Exploder -音楽を紡ぐ者-)のデュア・リパ回でのこと。彼女の作りたい音楽の具現化をサポートする人(ここでいう音楽的メンター)が、当たり前のように何人も出てきていました。
プロでさえ、そういう作り方をするのだから、アマチュアが真似しない手はないでしょう。
■ 音楽的メンターの探し方
「一般人がそんな人を、どうやってみつければいいのか」。答えは簡単。
街のDTM教室の利用です。どんな教室がよいかの話は以前にも書いたので、ここでは割愛します。
ココナラ、クラウドワークスなどのクラウドワーカーが登録しているサイトで検索すればいくらでもみつけられます。
1時間あたりの相場は、3,000円~10,000円くらいでしょう。5~6,000円台が一番多いのでしょうか。高いと思った人もいるかもしれませんが、彼らが積み上げてきた音楽キャリアの集大成を1時間そのくらいの価格で使わせてもらえると思えば安いもんでしょう。
大手ではなく、個人もしくは小規模にやっているところがよい思います。マンツーマンのレッスンに対応しているところなら、断られることはないでしょう。
ということで、みなさんよきDTMライフを。
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