Logic Proが動作するMacの推奨スペックは？

これからLogic Proを導入したい人が心配に思うこと。
それは「いま持っている古いMac、もしくは中古で買おうとしているMacで、ちゃんと動くのだろうか？」ということでしょう。

この度11年ぶりに、Logic ProがXから11にアップデートされました。

この記事では、Logic Pro11とXのそれぞれが最低限動作するスペックについて、考えてみます。

Apple公式の見解は？

で、ちょっと調べてみたところ、Apple公式の見解は下記の通り。

最低システム条件

macOS Ventura 13.5以降

最小構成のインストールには6GBのストレージ空き容量、サウンドライブラリ全体のインストールには72GBのストレージ空き容量

他のブログやYouTubeなどでは、メモリ16G、ストレージは１TBが推奨されています。一方で、公式ではメモリやストレージについての指定はありません。

では、みなさんが気になること。「現在すでに持っているMac、もしくはこれから中古で買おうとしているMacで問題なく動作するかどうか」という話に移りましょう。

カギになるのは、「macOS Ventura 13.5以降」というところ。

ここで、macOS Venturaに対応しているMacを確認しておきましょう。このOSが入れられるMacでないと、Logic Pro11はインストールすることができません。

上記によると、一番古いMacBook Proのモデルで動くのは、2017年のモデルであることがわかります。MacBook AirやiMacなどは、上記のリンクからご確認ください。

わたしがメインで使っているMacBook Proは2016年のもの。なので、なんとmacOS Venturaに対応していませんでした。

つまり、Logic Pro11はインストールできないということです…。

わたしのように、macOS Venturaの対応から外れるMacをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、必然的に11ではなくLogic ProXをインストールすることになります。

そこで、わたしが2024年6月現在使っているMac のスペックを紹介します。

Mac Book Pro 13inch early2016

macOS Monterrey 12.7.5

プロセッサ　　 2 GHz デュアルコアIntel Core i5
メモリ　　　　 8G
ストレージ　 256GB

Logic ProXを使うにあたり、これが推奨とは言いません。ただ、おそらくはある程度スムーズに動く最低ラインの条件でしょう。

注意点としては、メモリは後から追加できません。わたしは調査不足で、後から追加できるものと思い込んでいました。で、8Gのものを買ってしまったという…。

わたしが制作する曲のトラック数は、通常だいたい30～50。このくらいなら、特に問題なく使えています。

とはいえ、たまに動作が重たいときもあります。そういう時はLogic Proにはトラックをフリーズして、CPUの負荷を減らす機能があります。

メモリ、ストレージに関しては、上記のわたしの例が最小の構成でしょう。
よって、2016年よりあとに出たMacBook Proのモデルでは、Logic ProXは問題なく動くと言えます。

新たに買う人はメモリ16G以上はあった方がいいでしょう。初心者のうちは8GBでも特に問題はないかと思います。ストレージは後々のことを考えると512GB以上あった方がよいでしょう。

CPUに関してです。Logic Pro11にはM1以上でないと動作しない機能もあるようです。よって新たに買う方は、中古であってもM1以上を搭載したモデルがいいと思います。

わたしも段々、Logic Pro11を使いたくなってきました。ぼちぼちメモリ16G、ストレージ512GBのM2の MacBook Proを買おうかなと思っています。