DAWを手に入れて、まず何をすれば良いのか?
今日はこの話をしていく。
まず最初はDAWを触ってみる
DAWを手に入れたあと、まず何をすればよいか。
・ どんなプラグイン入っているのか確認してみる
まずはこの2つでいいだろう。
ただ、中にはいつまで経ってもそれしかしない人もいる。
自分もそのパターンだった。DAWを立ち上げては、シンセを鳴らしておしまい。
人の作った曲には色々と良いとか悪いとか言うものの、実際のところは何もできない自分に向き合いたくないってこと。
その次にやるべきことは?
そんな自分に向き合う前に、まずはもういきなり曲をつくり始めるってことだろう。
ドラムのパターンがわからない。コードがわからない。コードにメロディをどう乗せるかわからない。などなど色々言いたいことはあるだろう。
めちゃくちゃでもいいから、自分の快感原則にしたがって音を配置してやってみる。
もうそれはそれで、あなた自身の音楽だ。
とにかく手を動かしてやってみるということが、DTMにおいては必要。
自由な音楽の例
いまのEDMはわりとコードの理論に則っているものが多い。ただ、自分が好きだった20年前のテクノは、もっと自由な音楽だった。
リズムの原則もない、コードもない、音が外れててもカッコよければいい。そんなものが多かった。
エイフェックスツインの「アンビエントワークス」のまずはⅡから聞いてみてほしい。
これはこれで天才の仕事だが、本来は音楽ってこれくらい自由でいいものだろう。
また別の例を出すと、メジャーデビュー前のBUCK-TICK。
「HARRY UP MODE」という曲があるが、あの妙ではあるがクセになるカンジ、また「MOONLIGHT」や「IN HEAVEN」のあのキャッチーさだけを追求したメロディ。
きちんと分析したわけではないが、あのイビツな響きからして、作曲者である当時10代の今井寿はおそらく音楽理論は完璧にわかっていたわけではないだろう。
面白いコードをならべ、いいカンジのカッティングを乗っけたのだろう。だがそれは驚くべき個性の発露であり、音楽理論を学んでから曲作りを始めていたら生まれなかった名曲かもしれない。
そんなこんなで、曲なんて自由につくってみればいいし、そこからしか始まらない。
誰を対象にするか、なにを目的に曲をつくるか
やっている過程で「こんなの曲じゃないよ」と、曲を聞かせた友だちに言われることもあるかもしれない。
この時点で自分で決めることは、【誰を対象に曲をつくるか】と【なにを目的に曲をつくるか】。
自分のセラピーのためだけに、曲をつくるのもありだと思う。
それなら、ネットのどこにもアップする必要はないし、人の意見なんて聞く必要はない。自分の楽しみだけのためにやればいいのである。
音楽以外の例に触れる。山田かまちは生前は作品(絵)を発表していないし、小説の例だとカフカも生前に作品を発表しておらず、すべて死後みつかったものだ。カフカにいたっては作品は焼くだか捨てるだかしてほしいと遺言に残している。
音楽の話に戻ろう。
第三者に聞かれることを意識するなら、聞きやすい工夫は必要かもしれない。
そのためにどうしたらいいのかわかならないのであれば、今後書いていくことを参考にしていただければと思う。
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